シニアのQOLを保つ呼吸コントロールとは

身体イキイキ!

たとえば皮膚にできた傷が治る時って、新しい皮膚細胞が作られていますよね

そうですね~。10代20代の頃だったら、お肌もすぐに治ってピチピチなんだけどな💕

うふふ、私もその頃がなつかしいです。
では体のなかで新しい細胞を作る時って、何が行われていると思いますか?

うーん、DNAを複製して、細胞分裂して、、、

すごい👏科学的に考えられてるんですね。
新しい細胞を作るために忘れてはいけないことを考えていきましょう!

🧬 なぜ?まずは新しい細胞を作り続けるため!

生きていくために、人間は絶えず新しい細胞を作っています。
新しい皮膚、筋肉、血管、血液、骨、神経細胞
食事として摂取した栄養、水分、呼吸して得た酸素、これらによって、体の中では化学変化が絶えず起こっているのです。

怪我や病気を治そうとする時も、健やかな状態を保とうとする時も、体内での科学的な動きが関与しています。
年齢を重ねても新しい細胞を作るスピードを、なるべく保ったままでいられるといいですよね!

今日は酸素を体内に取り入れる、呼吸のことを考えてみましょう。
呼吸って、水分や栄養と並ぶ以上に大切なものです。
呼吸の質によって、酸素の取り入れ方も変わり、細胞を作るスピードすら変わってくるんです。そしてそれだけに留まらない効果も!

“ちゃんと呼吸、してますか?”

「呼吸って、意識したことないかも…」というかたにこそ読んでほしい本があります。

📖 人生100年時代を健やかに!『新版 呼吸の本』で呼吸を見つめ直す

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人生100年時代と言われる現代。健康寿命を延ばし、Quality of Life(生活の質)を高めることは、私たちシニア世代にとって共通の願いではないでしょうか。

今日ご紹介するのは、呼吸研究の第一人者である加藤 俊朗先生による『新版 呼吸の本』。

長年の研究に基づいた科学的な知見と、誰にでも実践できる簡単な呼吸法が満載の一冊です。


谷川俊太郎さんの「息」

本の冒頭を飾るのは、詩人・谷川俊太郎さんの詩『息』
静かで、深くて、まるで“息”そのもののような詩が、読む人の心にすっと入り込んできます。

本全体がまるで「呼吸のリズム」に乗っているような感覚に。

「読んで・感じて・呼吸する体験」をする、不思議な時間が始まります。

谷川さんが92歳になられるまで現役で文筆活動を続けることが出来たのも、呼吸を大切にされていたが故かもしれません。


「新版 呼吸の本」の魅力

本書は、専門的な知識を分かりやすく解説し、すぐに実践できる具体的な呼吸法も紹介しています。

  • 図解が豊富で理解しやすい: イラストや図を用いて丁寧に解説、難しい専門用語も少なく、誰でも無理なく読み進めることができます。
  • 日常生活に取り入れやすい呼吸法: リラックス効果の高い呼吸法、集中力を高める呼吸法などが紹介されています。特別な道具も不要で、日常生活の様々な場面で実践できます。
  • 最新の研究に基づいた情報: 長年の呼吸研究の成果に加え、最新の科学的な知見も盛り込まれており、信頼性の高い情報に基づいています。
  • 「呼吸の質」を高めるためのヒント: 呼吸の深さ、速さ、リズムだけでなく、「呼吸の質」を高めるための様々なヒントが紹介されています。

呼吸に意識を向けて魂の成長を

この本で一番印象的だったのが、自分の「息」に意識を向けて呼吸するだけで心身の健康、魂の成長につながるという考え方。

加藤先生は本書の中で、呼吸が単なる換気システムではなく、自律神経のバランス、免疫力、集中力、さらには感情の安定にまで深く関わっていることを丁寧に解説しています。
呼吸を整えると、姿勢・筋肉・内臓・メンタルまで整ってくる、すごい効果ですよね。

「吸って吐く」から「吐いて吸う」へ

現代人は「浅くて速い呼吸」になりがち。
幼い頃に園や学校の体操で初めて深呼吸をした時も、「吸って~吐いて~」と吸うから始まるのが一般的でしたよね?
けれど、実は吐くことを意識するのがポイントだそうです。

肺の中にある二酸化炭素の多い空気を、なるべく沢山、先に体外に出すのです。
そうすれば、自ずと酸素が豊富な空気が流れ込んできますよね!

リハビリデイに来られている利用者さまにエルゴメーター(エアロバイク)や歩行訓練をして頂きますが、どうしてもペダルをこぐ事や、足を進める事に意識をとられがち、浅い呼吸になられているかたが多いです。
せっかくの有酸素運動です。酸素を沢山取り入れて、最大効率をあげて頂きたい!
始める前にひとこと、呼吸についてお伝えしています。

みなさんも、運動される時、お散歩される時、ぜひ呼吸を意識してくださいね。


🌬️ 今この瞬間の「呼吸」に意識を向けて

本書を読むと、私たちが無意識に行っている呼吸がいかに奥深く、そして健康と密接に関わっているかを改めて認識させられます。

加齢とともに体の機能は徐々に変化していきます。
そして心臓の動き、胃や腸など、不随意筋を自分の意思で動かすことはほぼ不可能です。

そんな中、呼吸は簡単に、意識的に、コントロールできる機能の一つです。
呼吸をコントロールして、心身の健康を増進していきましょう!

「新版 呼吸の本」で紹介されている呼吸法や考え方は、すぐに始めることができます。
朝起きた時、寝る前、ちょっとした休憩時間など、生活の中に無理なく取り入れていくことで、心身の健康をサポートしてくれます。

疲れが抜けない人、気持ちがざわつきがちな人、姿勢が気になる人にもおすすめ。
まずは「吐いて吸う」から、はじめてみませんか?🍃
シニアにとって呼吸コントロールは、ウェルビーイングのために必須ノウハウですね!

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