
健康のために水が大切だということはご存知ですよね

でも夜中トイレに起きるのがイヤで、そんなに飲めていないかも

そう言われるかたは多いですね
けれど水を控えると脳機能の低下や認知症のリスクを高めてしまうかも

えぇ、それは困ります!!水と睡眠、どちらを優先したらいいんでしょう?

いい本があるので、ご紹介しますねー
🥛夜間のトイレが心配? 「隠れ脱水」が認知症のリスクに
「夜中に何度もトイレに起きるのは本当に辛い…だから、寝る前の水分は控えめにしているんだ」
もしあなたがそう思っているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
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内科医である山下哲司先生の「なぜ水を飲むだけで『認知症』が改善するのか 1日1.5リットルの水分補給が命を救う」は、シニアにとって特に重要な水分補給について教えてくれます。
🚰 認知症と水分不足、意外すぎる関係

認知症は、多くの人が不安を感じる病の一つです。その改善に「水を飲むだけ」で繋がるという大胆な主張は、一体何を意味するのでしょうか?
この本は、単に水分を摂れば認知症が治るという単純なものではなく、慢性的な脱水状態が、脳機能の低下や認知症のリスクを高める可能性について、様々な角度から警鐘を鳴らしています。
山下先生は、自身の臨床経験や国内外の研究データに基づき、水分不足が血液の循環を悪くし、脳への酸素や栄養の供給を滞らせることで、認知機能に悪影響を及ぼすメカニズムを丁寧に解説しています。
🧠シニアに忍び寄る「隠れ脱水」の危険
年を重ねると、喉の渇きを感じにくくなることがあります。そのため、気がつかないうちに体内の水分が不足しがちです。特に、夜間のトイレを気にして水分摂取を控える方は、「隠れ脱水」に陥っている危険性があります。
本書で山下先生は、慢性的な脱水が単なる喉の渇きだけでなく、血液の流れを悪くし、脳への酸素や栄養の供給を滞らせることで、認知機能の低下を招く可能性を指摘しています。
夜間の数回のトイレの不快感と、将来的な認知症のリスクを天秤にかければ、どちらがより深刻な問題でしょうか?
1日1.5リットルは「命を守る水」

本書では、1日に必要な水分量の目安として「1.5リットル」が示されています。これは、あくまで平均的な目安であり、活動量や体格によって調整が必要ですが、意識して水分を摂ることの重要性を教えてくれます。
シニアの体は、若い頃に比べて水分量が少なく、脱水状態になりやすいと言われています。そのため、意識的な水分補給は、脳の健康だけでなく、全身の健康維持に不可欠なのです。
たとえば、便秘の解消、血液サラサラ効果、そして熱中症予防など、その恩恵は計り知れません。
夜間のトイレ対策も忘れずに
もちろん、夜間の頻尿はQOL(生活の質)を下げる要因の一つです。本書の中では、以下のような対策も提案されています。
- 夕食後の水分摂取は控えめにする: 寝る直前の大量の水分摂取は避ける。
- 日中のこまめな水分補給を心がける: 一度に大量に飲むのではなく、時間をかけて少しずつ飲む。
- 利尿作用のある飲み物を避ける: カフェインやアルコールを含む飲み物は控えめにする。
つまり、夜間のトイレ対策と適切な水分補給は、決して相反するものではないのです。日中の水分摂取をしっかり行うことで、夜間の過度な水分摂取を抑えることも可能です。
🚽 頻尿対策にふくらはぎマッサージはいかが?
水分摂取の大切さはわかったとしても、やはり夜のトイレは、、、と躊躇されるかたは、ふくらはぎのマッサージにトライしてみませんか?
ふくらはぎの筋肉ポンプが衰えると、下半身に水分が溜まりやすくなります。その溜まった水分が、睡眠中横になっている間に心臓に戻され、また腎臓に送られて頻尿の原因のひとつになっています。
意識的にマッサージで筋肉を刺激することで、血液循環が良くなり、むくみも、頻尿も解消されるかもしれません。
【ふくらはぎマッサージ】
・仰向けに寝て膝を立てます
・片方の膝の上に、もう片方のふくらはぎの中央を乗せます
・足首の力を抜きリラックスした状態で、上の足を前後に10~30秒程度動かします
・上の足の自重で、ふくらはぎがマッサージされます
・溜まっている水分を足の先から膝の方向に流すようにします
・ふくらはぎの外側もひざにあて、同じように上下に10~30秒程度動かします
・足を入れ替えてもう片方も行いましょう

時間は目安です。長時間やり過ぎて後から痛みが出ては困りますよね、まずは短い時間から始めてみてください。
そしてもう1点、マッサージは夕方のうちにしてくださいね。
寝る前にマッサージをしてしまうと逆効果!!
結局寝付いてからトイレに行きたくなってしまいますので😅
なお、循環器内科を受診されているかた、医者から血栓ができやすいと言われているかた、以前に血液サラサラ系のお薬(抗凝固薬、抗血小板薬等)を服用されていたかた、ふくらはぎに耐えられないような痛みを感じるかたは、このマッサージは避けてくださいね。
この本をおすすめしたい方
- 夜間のトイレが気になり、水分摂取を控えているシニアのかた
- ご家族がシニアのかた
- 最近、物忘れが多くなったと感じる方
- 健康診断で脱水を指摘されたことがある方
- 認知症予防に関心のある方
- 「水を飲むだけ」という手軽な健康法に興味がある方
🧠 水を飲むだけで、脳も身体も元気になるかも!
夜のトイレは確かに煩わしい。
でも、そのせいで水分を控えてしまうのは、もっと大きなリスクを抱えることになるかもしれません。
「なぜ水を飲むだけで『認知症』が改善するのか」は、衝撃的なタイトルとは裏腹に、日々の水分補給の重要性を改めて認識させてくれる一冊です。科学的な根拠に基づいた説明と、すぐに実践できる具体的な方法が示されており、私たちの健康意識を高めてくれます。
もちろん、認知症の改善には様々な要因が絡み合いますが、本書を読むことで、「水」という身近な存在が、私たちの脳の健康に深く関わっている可能性を認識し、日々の水分補給を意識するきっかけになるはずです。
「水」は単なる飲み物ではなく、「命を守る」ための大切な要素なのです。
今日から、夜間のトイレの心配と上手に付き合いながら、日中の水分補給を意識してみませんか? その小さな一歩が、あなたの未来の健康を守ることに繋がるはずです。
