前回、私の母のSIXPAD Foot Fit3 レビューをお伝えしました。
今回も引き続き、SIXPAD Foot Fit 3のレビューです。
現在のところ、私の家族や同じマンションのシニアのかた、勤務先のご利用者さま数名が、Foot Fit 3を使用しています。
その中から今日は勤務先のご利用者さま、70歳代のMさんのことをお伝えします。
70歳代MさんのFootFit3レビュー
Mさんは両足に変形性膝関節症があり、そのうち右膝の術後から私の勤務するリハビリ特化型デイサービスに通ってこられたかたです。膝に痛みがあり思うように歩けなかった時期を取り戻そうと、色々な情報を得て、トライしてと、積極的にご自分の身体をメンテナンスしようという意気にあふれています。
そのMさんから「Foot Fitっていうのも気になっているの」とお聞きしたので、母のことを伝えたところ、翌週には「Foot Fit買ったわよ」と笑顔。母の例のように、スタンダードモデルだそうです。

70歳代のFoot Fit 3の使い方
使っている時間帯
Mさんは、朝起きた時にコンディショニングモード、昼食前にトレーニングモード、夕食後2時間経ってからコンディショニングモードと、1日3回Foot Fitを利用しているそうです。
朝目覚めたら、まずはベッドの上でコンディショニングモードを。右膝は手術をしたとはいえ、両膝に膝関節液を少しでも行き渡らせてから活動したいという思いから。コンディショニングが終わった後、起き上がって足放り体操(ご存知でしょうか?足放り体操についても次回レポートします)をして、一日が始まります。
トレーニングを昼食前にしたのは、昼食後に座っていると眠たくなってしまうから。
そして夕食後3時間経ってからにしたのは、たいてい18時に昼食を食べ、21時からはテレビの前でドラマやドキュメンタリー、映画を観る時間にしているからだそうです。
トレーニングの負荷
Mさんは変形性膝関節症以外、心肺機能に問題はないかたです。
トレーニングモード、コンディショニングモード共に、負荷10から始めて、3ヶ月後の今は15で行っているそうです。
70歳代がFootFit3を使って3ヶ月の効果
3ヶ月でエルゴメーターの負荷を+5W増やせるようになりました。
夜間のトイレに起きることが減り、夜眠れるようになったのは母の例と同じです。
そして、母以上に目に見える効果を感じられているのです。ひとつめは足の浮腫、むくみの解消です。
70歳代がFootFit3を使って浮腫みを解消!
Mさんは変形性膝関節症で思うように歩けなくなってから、足のむくみに悩まされてきました。寝る前には靴下のあとがくっきり残り、脛を押すと5ミリは凹んで30秒経っても戻らない程の浮腫だったそうです。
手術の後、病院でのリハビリを行い、リハビリ特化型デイサービスにも通い、ご自分でも少しずつウォーキングの時間を増やしてきたMさん、それによってむくみは手術前よりは軽減し、凹みも1,2ミリ程度までは戻ったものの、膝の痛みが出る前までは戻らずにいたそうです。
そのむくみが、今では本当に少なくなったそうです。
あくまでこれは想像ですが、Mさんの場合、変形性膝関節症のため思うように歩けなかったせいで落ちていた足のポンプ機能が、FooFit3を使うことで補われたためではないでしょうか。
(下肢の静脈内の弁が復活する訳ではありません。)
ふくらはぎの筋肉が動く事で、下肢に溜まっていた血液や、血液中の水分が血管外の組織に浸み出していたものが、血管やリンパ管を通して流れたのはもちろんだと思いますが、それ以外にもFoot Fitでなければ動かすことが難しかった部分の流れもよくなったのでは?と思うのです。
仮説ですが、Foot Fitは日常生活では使われずらい部分も動かすことができるから。
歩く動作は個人個人で違います。たとえば足の外側の筋肉を使いがち=O脚になりがちなかただと、内側の筋肉は外側ほど使われていません。そしてMさんもO脚気味です。
Foot Fit 3を使うことで、普段休ませがちだった内側の筋肉も動かすことが出来、運動によるもの以上のむくみの軽減につながったのではないでしょうか。
そして、ここ最近肌の掻痒感と、乾燥感が減ったそうです。また、目の疲れも少なくなった気がすると。全く足とは関係のないところでも、身体的な改善が増えてきたというのです。
70歳代がFoot Fit 3を使った嬉しい効果とは?!
肌の掻痒感・乾燥感や目の疲れの軽減、それは足の浮腫みが解消されたことと、リンパ液が流れるようになったせいではないかと考えています。
静脈中の血液には、二酸化炭素や細胞からの老廃物が含まれています。むくみというのは、それが足のポンプ機能の衰えによって血管外に浸み出したということです。下肢に老廃物を溜めたまま長時間を過ごすのですから、体全体にもマイナス影響があります。
Foot Fit 3によってその老廃物の排出も促され、静脈血だけでなくリンパ液も流れることで、全身にプラスの影響が現れてきたのではないでしょうか。
身体に現れてきた嬉しい変化について話してくれるMさんの笑顔は、とても生き生きしていて、お化粧しない肌にもハリが蘇ってきたように見えました。
しかしこれはあくまで私の仮説で、開発元でもFoot Fit にそのような効果があるとはうたわれていませんので、ご注意ください。
でも、ぜひFoot Fit 3を開発した株式会社MTGに、このような効果も研究実証して頂けたらいいですね。
体液の循環の大切さといえば、おすすめの本があります。今日は本のレビューは予定していませんでしたが、せっかくなので載せておきますね。片平悦子さん『「3つの体液」を流せば健康になる!』です。
こちらの本でも、体液が流れない事による悪液質と、全身に及ぶその影響について説明されています。

Foot Fit 3は可能ならぜひ使っていただきたいツールです
Mさんは、朝のコンディショニングモードが効いているのか、手術していない左膝の調子も良いようです。プラスの効果を沢山感じて、朗らかに過ごすMさんをみていると、自分の足で歩き続けるために、みなさんにもFoot Fitを使って頂きたいと心から思います。
ただ、Foot Fitをおすすめできないかたもいます。
まず前回もお伝えしましたが、Foot Fit 3は、EMSという電気刺激を利用しています。使用を検討する前に注意事項をよくご覧になって、ご自分やご家族が禁忌にあたらないかをご確認ください。
詳しくは、前回の記事をご覧ください。
また、リハビリ特化型デイに通われているかたには、Mさんのようにご自分で用意して使い始めることができるかたもいれば、お独り暮らしで自分ではできないというかた、生活保護を受給されているかたもいます。
Foot Fit 3のような機器もあるとお伝えするときは、そのかたにとって有効かなと思われることと、家庭的事情や経済的事情も考慮すること、そしてゆっくりと別室で個別にお話しできるときにしています。
もしご自分やご家族にとって、使うことが許されているなら、そして100年歩き続けるために有効なツールだと思われたら、ぜひ使用を検討してみてくださいね。
