🦴大腿骨と腰椎の骨密度検査で骨粗鬆症にならない!

身体イキイキ!

健康診断で骨密度を測ったら、今年も若年比率90%
骨粗鬆症ではないようで安心しました

モカ
モカ

どの部位で測りましたか?

手首です

モカ
モカ

手首の骨密度も目安とされていますが、積極的なシニアの骨密度検査は大腿骨や腰椎での測定をおススメしたいです!
その理由は・・・

🦴 骨粗鬆症→大腿骨骨折→寝たきり!!

大腿骨骨折は、シニアが寝たきりになってしまう要因のひとつと言われています。
私の勤務していた高齢者介護施設では、要介護度が高く寝たきりといわれる状態になっているかたの2割弱が、大腿骨骨折が引き金となっていました。

そして大腿骨折をした原因は、転倒です。事故もありますが、物につまづいたり、いつものウォーキングの途中で段差を踏み外したりと、シニア世代は何気ない日常の中で転倒してしまう危険性が増えてくるのです。

では転ばないように気をつければよいのでしょうか?

それも大切なことですが、転ばないようにと座ってばかりいたり、外出する機会が減るようでは本末転倒です。
たとえ転んでも、簡単には折れない骨を維持し続けるのが最良の道だと、私は思っています。

そのためにも、できればシニアになる前に、骨密度検査をして欲しいです。

🦴 手首の骨密度だけでは測れないこと

実は私は40歳からは毎年人間ドックを受けて骨密度を測っていました。手首の骨密度です。
骨密度は若年比率96%、仕事でも1日一万歩以上歩いていましたし、閉経後も93%を保っていて、私は骨密度に関しては問題ないだろうと油断していました。

職場健診で測定した骨密度

でも、身長がこの15年、毎年少しずつ縮んできていたのです。
20代の頃は162センチあった身長が、15年で3センチ縮み、今は159センチに。圧迫骨折という事はないだろうけれど、少し気になる数値でした。

5か月前、仕事で肩を傷めて整形外科を受診した際、念のため骨密度測定もお願いしました。すると驚愕の結果が。

整形外科で測定した骨密度

腰椎骨密度75%、大腿骨骨密度64%、既に立派な骨粗鬆症だったのです。
ずっと手首の数値で安心していたら、数年後に私も大腿骨骨折をしていたかもしれない、と恐ろしくなりました。

(身長が縮んだのは長年の椎間板圧迫や猫背のためで、圧迫骨折によるものではありませんでした。ほっ。)

骨密度は体質や生活習慣との関係も考えて

手首の骨密度測定は、骨粗鬆症のスクリーニング検査に使われる値です。足首での測定もありますね。もしこの値が低くなってきたら、整形外科で確定診断のために大腿骨や腰椎の骨密度を測定するというのが、骨粗鬆症予防の一般的な考え方です。

手首の骨密度が低下してきて整形外科を受診しても、大腿骨や腰椎の骨密度は問題がなかったというケースも多いです。学生の頃運動部に所属していて、今もランニングを定期的に行っているようなかたの場合、手首よりも大腿骨や腰椎の方がしっかりと骨密度を保っているということも多々あります。

しかし私の場合、考えてみれば、母と叔母も骨粗鬆症で治療をしています。骨密度が低下しやすい体質というのもあるのでしょう。
そして、私自身過去に運動経験はなく、今も定期的な運動習慣もなく、筋肉も少ない状態です。
仕事で1日1万歩を越えているといっても、骨密度を高める程充分な運動量ではないのでしょう。

一般的なスクリーニング手法にあてはめて考えず、もっと積極的に検査をしていく方がよい状態だった事に、ようやく気付きました。

みなさんも、ご自分やご家族の体質や運動習慣等を考えてみてください。そして、ご両親や親戚のかたで骨粗鬆症や大腿骨骨折等を経験されているかたがいないかも。

🦴 その骨密度、どの部位ですか?職場の健診で安心しない!

私と同じように、職場の健診でやっていると安心しきっているかたはいないでしょうか?
健診機関でも大腿骨等での測定をしているところもありますが、もし手首や足首でしか測定したことがなかったら、ぜひ大腿骨と腰椎の骨密度検査をしてみて頂きたいです。

一度も測定したことがないというかたもいらっしゃるでしょうか?
女性は40歳を過ぎたら、男性も70歳になったら、と一般的には言われています。
もし若いころから数センチ身長が縮んできているようなら、一度整形外科に行って、身長が縮んでいるので念のため骨密度検査を!と相談してみてくださいね。

骨密度を高めるための対策については、別の記事でお伝えしますね。

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