
リハビリ特化型デイサービスでシニアのための予防的リハビリをしてみませんか?

デイサービスってお風呂、お昼ご飯、レクリエーションをする場所かと思っていたよ

リハビリ特化型では、入浴や食事は提供されません。
QOLを保つための機能訓練を提供している場所なんですよ。

リハビリってことは、、、身体に不自由がある高齢のかたたちが行くんだね?

そういう方たちもいらっしゃいますが、持病はあっても足腰はお元気という方もいらっしゃいます。それに、身体だけでなく、口腔機能の維持など、特色のあるプログラムのところも。
まず今日はリハビリ特化型のご利用者さまについておはなししますね!
リハビリ特化型デイサービスに通わざるを得なかったAさん
Aさんは63歳のある日、職場で脳梗塞で倒れ、片麻痺が残ったかたです。
退院時には要介護認定の申請を拒否したそうです。職場に戻るのだから、要介護認定など必要ない、と。
そして退院後には結局仕事を辞めることになり、あまり外出しなくなったことで、6年経った69歳の頃には麻痺側の拘縮も進んでいました。
ご家族は妻と独立したお子さん2人。介護サービスは利用せず、家の中の手すりなどはお子さんが自力で設置、妻がひとりでAさんの移動や入浴等を支えていたそうです。きっとご苦労の多い6年間だったのではないでしょうか。
70歳を前に家族のすすめで要介護申請を承諾し、要介護と認定されました。

初回ご利用時には、拳を開くこともできず、健側でなんとか杖を使い、麻痺側は支えて、やっと移動するという状態。週2回通うことになりました。
お仕事をお持ちのかたは、要介護認定されることに拒絶感を示されるかたもいるようです。
特にデイサービスと聞くと、背中が丸くなった高齢者がみんなで入浴して、みんなで食事して、塗り絵や手遊びなどのレクリエーションをする場所、そんなイメージが強くて、自分はそんな歳ではない!まだまだ不要だ!と思われる方も。
Aさんも、ケアマネージャーさんの話を聞き、実際にリハビリ特化型デイサービスを見学に来て、抱いていたイメージと全く違うことに驚いたそうです。
Aさんが63歳のうちに介護サービスを積極的に利用することを選んでいたら、リハビリ特化型デイサービスの内容についてご存知だったら、ここまで運動機能を落とさずにいられたのではと、考えずにはいられませんでした。
それでもAさんはその後、週2回のご利用に加え、在宅リハビリも開始されて、少しずつスムーズな杖歩行ができるように。
拘縮して開かなった手のひらも少し柔らかくなり、インストクターがゆっくりと開かせればマシンの持ち手を握れるようになってきました。
もう7年通い76歳になったAさんですが、まだまだ機能改善の可能性は残されています。少しずつでも前進することを応援していきます。
リハビリ特化型デイサービスに通いたくなったBさん
お近くにお住まいのBさんは70歳の時に心不全と診断され、シャント手術を行って日常生活は問題なく過ごされていました。循環器内科から処方された服薬は続いています。
若いころから運動習慣はなく、夫には先立たれてお一人暮らし。自分で自分を律しなければと奮い立たせて、退院後は毎日ウォーキングを日課としていました。

それから5年経ったある日、近所の居抜き物件で工事が始まっているのに気づいたそう。それが私が今勤務しているリハビリ特化型デイサービス。
どんなものか具体的には知らなかったけれど、貼られているポスターの理学療法士・看護師常駐、マシンでの歩行訓練等の文言に惹かれたそうです。
Bさんは足腰に問題はありませんでしたが、豪雨や猛暑、積雪等、悪天候ではウォーキングにも出かけられない事、足腰以外の場所は運動できていない事が気になっていたそうです。でも、スポーツクラブ等に通うことは心臓のことや年齢で躊躇していたBさん。
看護婦もいて、理学療法士がみていてくれるここでなら、今より積極的に運動機能を維持していけるのではと期待して、オープン前に中で準備をしているスタッフに話しかけました。
すると、、、ここは介護事業所で、介護認定されている人しか利用できないという答え。
(※ 事業所によっては介護保険を利用せずに、自費での利用を受け入れているところもあります。)
Bさんはスタッフの助言をうけて、ご自身で市役所に問合せて近所の地域包括支援センターを紹介してもらい、介護認定調査を受けて、要支援1という介護認定を受けました。
私は認定調査について見識はありませんが、75歳という年齢、ウォーキング以外運動を行っていない事、心不全の既往がある事、独居である事などを鑑みてのことと思います。
そして、Bさんは週1回、リハビリ特化型デイサービスに通うことに。
それから10年健康上の大きな問題もなくお元気で、先日85歳のお誕生日を迎えられました。
「ここに来るのは楽しい、スタッフさん、ほかのみなさんとお話ししていると、自然と笑えるし。10年前と体力的に変わっていないことを毎週確認出来ることも、とても嬉しい」と仰っていたBさん。
また、「早く動き始めたから、今の状態でいられるんだと思う。あのまま毎日歩いていたとしても、ここに来ていなかったら今よりもっと衰えていたと思うわ。」とも。
Bさんがこれからもアクティブにご利用頂けるように、サポートしていきたいです。
リハビリ特化型デイサービスを活用してみませんか
Aさん、そしてBさんのご経験は、とても重要な教訓だと思います。
要介護認定という言葉を、マイナスに受け取るか、プラスに受け取るか。自分はまだそんなに歳をとっていないと考えるか、使えるものは使っていけばいいじゃないと考えるか。
どちらのほうが心豊かにいられるでしょうか。
Bさんはリハビリ特化型デイサービスのことを”ちょっと心配なシニアのスポーツクラブよね”と笑って仰っています。そしてご自分から希望されて利用されているのは、Bさんだけではありません。90歳代の元気なご利用者さま達は、ほとんどがBさんと同じようにご自分から希望されて来所するようになったかた達です。
介護保険料を払っている以上、介護保険を使ったサービスを受けるのは私たちの権利です。最大限に利用して、自分の身体を維持していこうと考えていけるといいですね。
シニアになると、何の病も持っていないという人はほんの一握りになります。よく聞くだけでも肩関節周囲炎、変形性膝関節症、脊椎管狭窄症、糖尿病、腎臓病、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞に閉塞性肺疾患、腫瘍、老眼に白内障、そして難聴。ほとんどのシニアが何らかの心配や痛みを抱えて、朝起きれば身体はバキバキするようになっていきます。
そんな時に考えて欲しいです。自分はスポーツクラブ等で身体を維持していけるのか、リハビリ特化型デイサービスを利用し始める時なのか。
もしあなたが40歳〜65歳で特定疾病といわれる持病をお持ちだったり、65歳以上で定期的な通院をしていたり日常的に服薬をしているようでしたら、そして運動機能に少しでも心配があるようでしたら、リハビリ特化型デイサービスを活用することを考えてみませんか?
積極的な運動機能維持のために
リハビリ特化型デイサービスは、日常的な運動習慣の少ない、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、そしてフレイル予備軍が、より重たい要介護状態にならないようにサポートするための事業所です。
積極的な運動機能維持のために、介護保険加入のみなさんに利用して頂けます。
個人的には、杖を使わずに歩けるうちに利用して欲しい、そしてずっとご自分の足で歩き続けて欲しい、そう思っています。
そしてもし今現在、杖や歩行器、シニアカーなどを利用されているのに、リハビリ特化型デイサービスに通われていないかたは、ぜひ運動機能の維持、そして向上のために、利用を検討して頂きたいです。
次回は私が通うならこれ!と思うリハビリ特化型デイサービスについて、もう少し詳しく掘り下げてみますね。