リングフィットアドベンチャー:認知機能&身体機能維持に!運動負荷と安全性を徹底検証!

身体イキイキ!

みなさん、運動してますか?

私は仕事がシフト制で不定期なことと、職場には小さなお子さんのいるスタッフが多く、お子さんの体調不良などで急なヘルプに入ることもあるので、なかなか定期的に運動することができていません。
市営のスポーツセンターでは3ヶ月1クール申込制の体操やヨガ等のコースがあります。何度も申し込みをしたことがあるのですが、毎回半分は欠席になっていました。

そんな中、72歳の利用者Sさんのおすすめで、昨年末からフィットネスゲームを始めました。それはNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の「リングフィットアドベンチャー」。

近年、健康寿命の延伸が重要な課題となる中、運動習慣の必要性は誰もが認識しています。しかし、私のように時間が一定せずに続かなかったり、「きつい運動はちょっと…」「膝や腰が不安…」と感じているシニア世代の方も多いのではないでしょうか。そんな方々にもおすすめしたいのが、自宅で手軽に全身運動ができる、このNintendo Switchのゲーム「リングフィットアドベンチャー」です。

リングという輪の形をしたキャラクターと一緒に、リングの親友だったが今は悪の道に堕ちてしまったドラゴを更生?やっつける?ために色々なフィットネスをしながら旅をしていく、というストーリー。

このゲーム、私にとっては運動習慣をつけるのに最適でした!
そしてシニア世代にとって、認知機能と身体機能、どちらも鍛えられるツールなのではないかと思います。
リハビリ特化型デイサービスに来られている方でも取り組めるゲームです。しかし、決して易しいだけという訳ではありません!

今回は、その運動負荷と安全性、そして運動を継続するための楽しさに焦点を当て、シニア世代にとって本当に有効な選択肢となるのかを徹底的にレビューします。

リングフィットアドベンチャーとは

改めまして、リングフィットアドベンチャーは、2019年に任天堂から発売されたNintendo Switch専用のフィットネスアドベンチャーゲームです。

付属の「リングコン」と「レッグバンド」を装着し、全身を動かしてゲーム内のキャラクターと連動させることで、遊びながら本格的なエクササイズができるというコンセプトが画期的で、とても話題になったそうです(当時私は知りませんでしたが💦)。

ファンタジー世界を冒険する「アドベンチャー」モードを中心に、短時間で遊べる「ミニゲーム」や、目的別に選べる「セットメニュー」など、様々な運動方法が用意されています。

リングフィットアドベンチャーをするために必要なもの

必要なものは、Nintendo Switch本体と、リングフィットアドベンチャーです。

実は私はこれをやり始めるまでニンテンドースイッチ?なんて弄った事もなかったので、念のためご説明しますね。

Nintendo Switchは家庭用ゲーム機です。本体の液晶画面でもゲームは表示されますが、テレビに接続して遊ぶこともできます。任天堂のファミリ―コンピューターやWiiと一緒ですね。

それに、リングフィットアドベンチャーのソフト、専用のリングコントローラー(リングコン)と、足に巻き付けるフットバンドが必要です。

Nintendo Switchをお持ちでないかたは、スイッチ本体とリングフィットアドベンチャーが必要です。

Nintendo Switchをお持ちのかたは、リングフィットアドベンチャーを用意すればいいだけ。

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ゲームなんてシニアには、、、と思われるでしょうか?いえいえ、そんなことはありません!
年甲斐もない事をするのは認知機能維持向上のための黄金律です。
何より、内容自体が運動したいシニアにとって魅力的です。
まず走る、そして腕、腹、足の3箇所のトレーニングにヨガを加えた、60種類以上のフィットネスが出来るようになっているのです。

リングフィットアドベンチャー、シニアの気になるポイントは

運動負荷:自分に合ったペースで無理なくステップアップ

リングフィットアドベンチャーの大きな特徴の一つが、運動負荷を細かく調整できる点です。ゲーム開始時に、年齢や体力レベルに関する簡単な質問に答えることで、推奨する運動強度を提案してくれます。

運動負荷は1~30まで選べます。前述のSさんは、運動負荷1からはじめて、3年で負荷3まで上がってきたそうです。1年で1つずつレベルを上げているということですね。ゆっくりでも無理せず、でも確実にレベルアップしているSさん、素晴らしいことだと思います。

写真は82歳になる私の母です。母は、力も弱く、狭窄症まではいかないのですが腰痛もあり、リハビリ特化型デイサービスに通っています。私の勤務先のSさんも取り組めているのなら、と、私も母に薦めてみました。

実際プレイする前は無理と言っていましたが、私がデモンストレーションをすると、リングやドラゴのキャラクター、リングと会話して冒険を進めていく様子に興味を持ち、少しやってみる気に。

運動負荷1で設定。そして、個別設定の「運動サポート」で「腰に負担の大きい運動」を、リングコントローラーでの運動ではなく、ボタン操作のゲームとして行えるように設定したところ、ちゃんとストーリーに従ってエクササイズに取り組めたのです。

始めて3ヶ月経ちますが、リングフィットアドベンチャーでエクササイズをした日はよく眠れるという事以外は、筋肉や関節のトラブルもなく、リングとの冒険を楽しんでいるようです。

このように、リングフィットアドベンチャーは、体調や体力に合わせて無理のない範囲で進められます
最初は軽い負荷から始め、徐々に慣れてきたら少しずつレベルを上げていく。その調節をご自分やご家族の運動機能と相談しながら、ゆっくり行っていくことが大切です。

安全性:関節への負担を考慮した設計と丁寧なガイド

シニア世代にとって最も気になるのは、運動による怪我のリスクでしょう。リングフィットアドベンチャーでは、リングコンとレッグバンドを使用しますが、どちらも体に優しくフィットする素材でできており、激しい動きを伴うエクササイズでもずれにくい設計となっています。

2007年、任天堂ではWii Fitという運動系のゲームを販売しました。Wii Fitもエクササイズを楽しく無理なく進めることができる良いゲームですが、高さ5cm程の専用ボードの上でプレイするエクササイズが多く、正面のテレビ画面に集中してプレイしているうちに踏み外し等の懸念がありました。
リングフィットアドベンチャーは床の上でプレイするため、そのような危険性はありません。

また、ゲーム内では、各エクササイズの正しいフォームが丁寧に解説されます。動画と音声によるガイドで、間違ったフォームでの運動を防ぎ、関節への負担を軽減することができます。

また、運動前には動的ストレッチ、運動後には静的ストレッチを行う流れになっており、関節や筋肉への負荷を極力減らすように設計されています。これは素晴らしい配慮です。

楽しさ:冒険ストーリーと豊富なミニゲームで飽きさせない工夫

運動を継続するためには、「楽しい」と感じることが何よりも重要です。リングフィットアドベンチャーは、単なるエクササイズゲームではなく、冒頭でもお伝えしたように、悪のドラゴを追いかけ倒すという壮大な冒険ストーリーが展開されます。

ステージクリア型で、新しいマップやエクササイズが解放されていくため、「次はどんな運動が出てくるんだろう?」というワクワク感が持続します。また、ストーリー以外にも、短時間で気軽に楽しめるミニゲームが豊富に用意されており、全身を楽しく動かすことができます。

ゲーム中に飲むスムージー、スムージーの素材となる野菜や果物、ウェアのコレクションをコンプリートすることを目指すなど、コレクター魂を刺激する工夫もあります。

そして、何よりゲームの操作を覚えたり、新しい単語を理解したり、年甲斐もないことをしている?というドキドキ感は、認知機能維持向上にも一役買うのではないでしょうか。

継続性:毎日の運動が習慣になるためのサポート機能

リングフィットアドベンチャーには、運動の継続をサポートするための様々な機能が搭載されています。毎日の運動時間や走行距離、消費カロリーが記録されるのはもちろん、アラーム機能を活用することで、運動習慣を無理なく身につけることができます。

まとめ:シニア世代の「運動」と「楽しさ」を両立する選択肢

リングフィットアドベンチャーは、運動負荷の調整が可能で安全性にも配慮されており、シニア世代でも無理なく始められるフィットネスゲームです。冒険ストーリーやミニゲームといった楽しい要素が、運動の継続を強力にサポートしてくれます。

「運動はしたいけれど、何から始めればいいかわからない」「ジムに通うのはちょっと抵抗がある」「リハビリ特化型デイサービスに通うのにもまだ抵抗がある」と感じているシニア世代の方にとって、リングフィットアドベンチャーは、自宅で気軽に、そして楽しく健康維持に取り組むための選択肢となるのではないでしょうか。

もちろん、リハビリ特化型デイサービスに通いながら、それ以外の日はリングフィットアドベンチャーに取り組んでいるというSさんと私の母もいます。足腰の衰えが気になり始めたかたにも、おすすめです。

リングフィットアドベンチャーは、運動前後のストレッチという配慮がされています。
筋肉を動かした後に充分にストレッチしておかないと、筋肉が硬くなることで関節への負担となったり、かえって姿勢を悪化させることに繋がります。運動後の静的ストレッチはシニアにとっても必須です。更にご自分で筋肉を摩ったり、ゆっくりと入浴されることをおすすめします。

もちろん、フィットネス中は呼吸を意識することもお忘れなく!

そして体調が優れない場合は、無理せず休息しましょう。
疲れを感じた場合は、途中でも止めましょう。+ボタンを押すと中断できます。

みなさんの認知機能と身体機能の維持のために、役立てていただけたら嬉しいです。

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