「めんどうくさい」は認知機能の危険信号?『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』

心ワクワク!

最近社交的だった母があまり出掛けなくなってきたのよね
お誘いがあっても、めんどうくさいって断っているみたい

年相応の物忘れは私にも覚えがあります💦
でもめんどうくさいを理由に好きだったことから遠ざかるのは心配ですね

趣味だったカラオケにも行きたがらなくて、、、ただの年齢のせい?
ひょっとして認知症の症状なのかしら?

もしかしたら認知症グレーゾーンに差し掛かっているのかもしれませんね
でも大丈夫!グレーゾーンからUターンするための情報がありますよ!!

🧠認知症のはじまり?

「もしかして、認知症のはじまり…?」

ご家族や自分自身についてそう感じ始めた時、私たちは大きな不安に襲われます。

しかし、年相応の物忘れなのか、認知症グレーゾーンなのかを冷静に見極めることが必要、怖がったり諦めるのはまだ早いです。

今回は、認知症研究の第一人者である朝田隆先生の著書『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』から、特に心に響いた2つのポイントを深掘りしたいと思います。

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それは、「今までやっていたことをめんどうくさいと感じる」ことの危険性と、「年甲斐もないことをすることが、人生100年時代の生き方」という、重要なメッセージです。

「いつものこと」が「めんどうくさい」と感じたら、認知症の危険信号

長年続けてきた趣味、日課の散歩、友人との電話、料理…これまで当たり前のようにできていたことが、急に「めんどうくさい」と感じるようになった経験はありませんか? 本書の中で朝田先生は、このような変化は単なる気分の問題ではなく、認知機能の低下の初期サインである可能性を指摘しています。

脳の機能が低下し始めると、意欲や集中力が低下し、これまでスムーズにできていたことにもエネルギーが必要になります。その結果、「めんどうくさい」という感情が湧き上がってきて、結果、身体も脳も活動量が減ってしまうのです。
これは、認知症のグレーゾーンにあるサインを見逃さないための重要な視点です。

もし最近、「なんだか億劫で…」と感じることが増えたなら、それは脳からのSOSかもしれません。放置せずに、少し立ち止まって自分の心身の状態を客観的に観察する事が大切です。

🤺 認知症は一方通行ではない? Uターンの可能性

この本の最大の魅力は、認知症は不可逆的な進行性の病気ではない可能性を示唆している点です。

朝田先生は、長年の臨床経験に基づき、認知症の「グレーゾーン」と呼ばれる軽度認知障害(MCI)から、見事に認知機能が改善した人たちの具体的な取り組みを紹介しています。

MCIの段階であれば、生活習慣の改善や適切な身体や脳への刺激によって、認知機能の低下を食い止め、場合によっては改善さえ見込めること。
つまり「Uターン」が可能であることは、多くの人に希望を与えてくれるのではないでしょうか。

💡認知機能回復のためにぜひ知っておいて欲しい

この本を読んで頂きたいポイントは沢山あります。

  • 認知症の分かれ道が分かる
  • 認知機能セルフチェックで確かめることができる
  • キーワードはわくわく
  • 年甲斐もないこそ「人生100年時代の生き方」
  • 新しい事を始めたときのドキドキが脳への刺激に
  • 脳トレするならクロスワードより麻雀
  • ウォーキングよりインターバル歩行

その中で、一番ポイントになるのでは?と思ったのは「年甲斐もない」ことの重要性です💡

💕「年甲斐もない」ことこそが、100年人生をハッピーにする秘訣

本書では、「年甲斐もないことをする」ことの重要性が強調されています。
新しい趣味に挑戦する、若い世代と交流する、今まで避けてきたテクノロジーに触れてみる…年齢を重ねると、「もう、こんな歳だから…」と新しいことに躊躇しがちです。
しかし、朝田先生は、このような「年甲斐もない」挑戦こそが、脳を活性化させ、認知機能の低下を防ぐ上で非常に有効だと説きます。

例えば、

  • やってみたかった習い事にチャレンジ
  • 恋愛ドラマを観てみる
  • 音楽番組を観て、推しを見つける
  • やったことがなければ一人で外食してみる
  • 犬や猫など生き物をお迎えしてみる
  • テレビやオンラインでゲームをやってみる
  • SNSを使い始めてみる

色々なことが考えられますね。

新しいことを学ぶ過程は、脳に刺激を与え、神経細胞間のネットワークを強化します
また、これまでとは違う価値観や考え方に触れることは、脳の柔軟性を保ち、社会とのつながりを深めることにも繋がります。

歳を理由にやらなくなった、昔好きだったことをもう一度、でもOK!

「年甲斐もない」挑戦は、ワクワクする感情を伴って、脳にプラスの刺激を与えてくれます。

年齢を理由に諦めるのではなく、好奇心のおもむくままに、積極的に新しい扉を開いていくこと。
それが、100年時代を前向きに生きるための鍵となりそうですね。

おかしいと感じてから受診まで平均4年!その期間がもったいない!

認知症は他人事ではなく、誰もが直面する可能性がある問題です。
ですが、認知症状が落ちてきた?グレーゾーン?と思ってから、受診するまでに平均4年の期間が掛かっているそうです。そして、その時には、もうグレーゾーンではなく、認知症になっている、、、

早期の段階で適切な対策を講じることの重要性を、改めて認識させられました。

おかしいと感じてから認知症と診断されるまでの期間に、もっと出来る事があったのに、、、そんな風に後悔しないためにも。

ぜひこの本を手に取ってみてください。

難しい専門用語は少なく、平易な言葉で書かれているため、誰でも読みやすいのが特徴です。
認知症が気になる本人だけでなく、その家族や周囲の人にとっても、具体的なサポート方法を知る上で貴重な一冊ではと思っています。

こんな方におすすめ

  • 最近、「めんどうくさい」と感じることが増えた方
  • 年齢を理由に新しいことに挑戦することをためらっている方
  • 認知症予防に関心のある方
  • 軽度認知障害(MCI)と診断された方、またはその家族
  • 認知症に対して悲観的なイメージを持っている方に、希望を与えたい方

🎮年甲斐もないことを沢山やっていこう!

「めんどうくさい」という感情に潜む危険性を知り、一方で「年甲斐もない」挑戦がもたらすポジティブな影響を知ることで、私自身がこれからの生き方を見つめ直すきっかけを得られました。
たとえば、このブログを開設したのもその挑戦の一つです。
あと、徒歩や自転車圏内にスポーツクラブがなく、なかなかいい運動の機会がなかったので、家でできるエクササイズゲームをやり始めましたよ!

朝田先生の温かいメッセージは、認知症に対する不安を和らげ、前向きな行動へと後押ししてくれます。人生100年時代、気持ちも心もワクワクすることで脳にプラスの刺激を与えて、自分らしく輝き続けてくださいね。

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